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第3回被災地ボランティア日帰りバスツアー(12月17日出発)の様子

2012年01月17日

第3回被災地ボランティア日帰りバスツアー(12月17日出発)

8月と9月に実施した被災地ボランティア日帰りバスツアーに参加した学生が中心となり,より多くの学生に被災地に足を運んでもらいたいとの思いから,被災地でのボランティア活動を企画するため,上越教育大学被災地ボランティア団体「Action By JUEN=ABJ」が10月に結成されました。

今回のツアーは,ABJが,学校ボランティア支援室の協力のもと,JTB関東法人営業上越支店と共同で企画しました。

ABJは,11月21日に「被災地ボランティア日帰りツアー報告会 by ABJ」を開催し,学生・教職員に活動の趣旨,被災地の状況,これまでの活動の様子等を説明して,協力を呼びかけました。

また,12月8日(木)には,ツアー参加者を対象に「事前説明会」を行い,被災地での経験をもとに手作りのしおりを配布して,被災地ボランティアとしての心構え,必要な装備,バスの中の過ごし方などの説明を行いました。

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    被災地ボランティア日帰りツアー報告会 by ABJ
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    事前説明会

今回のツアーは,過去最多の67人(学部生21人,大学院生23人,教職員10人,一般参加者13人)の参加があり,初めて参加する方が多数を占めました。

当日は,バス2台に分乗し深夜0時過ぎに大学を出発,6時30分に雪の降る宮城県菅生PAに到着しました。そこで身支度を調え朝食を済ませて,8時過ぎに目的地である仙台市若林区の震災復興・地域支援サークルReRoots(リルーツ)のボランティアハウスに到着しました。その後,一緒に活動するグリーンバードの皆さんとともに,ReRoots代表の広瀬さんから作業内容の説明を受けて,作業場所となる仙台市若林区三本塚地区にバスで移動しました。

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    菅生PA
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    ReRootsボランティアハウス前

作業内容は,津波で被害を受けた畑の土をスコップで掘り起こして,がれきを撤去するものです。各自スコップを持って作業を始めましたが,畑の土はとても固くて,力のいる作業でした。午前中は,気温は低いものの天気がよかったので作業中は汗をかくほどでした。昼食はバスの中で弁当をいただき,午後は片付けを含めて午後3時過ぎまで行いましたが,畑の一部を残して終了となりました。午後は,風が出てきたため体感温度が低く感じられました。

また,ABJのメンバーが,同地区にある8月20日にがれきを拾った畑を見に行ったところ,既に野菜が植えられていたと嬉しい知らせがありました。

なお,昼休みに河北新報社の取材があり,参加者の被災地へのメッセージが情報ボランティア@仙台に掲載されています。

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    作業場所に到着
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    体重をかけてスコップを踏み込みます。
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    掘り起こした土からがれきを拾います。
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    こちらは,表面の小さながれきを拾います。
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    畑から掘り出されたがれき
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    使ったシャベルなどは洗って返却します。

ABJの要望により,9月3日にがれきを拾った名取川沿いの畑に案内してもらいました。ReRoots代表の広瀬さんによると,前回作業した2枚の畑のうち,1枚は作付けに向けて土壌改良が進められていますが,もう1枚は台風15号のときに,がれきが流れ込んでしまったとのことでした。

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    土壌改良中の畑
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    再び,がれきが流れ込んだ畑

次に,津波により甚大な被害を受けた荒浜地区を視察しました。

海岸には,東日本大震災慰霊之塔が建てられ,砂浜にあったがれきは片付けられていましたが,小学校もガソリンスタンドも9月のときと変わらずに残されていて,住宅は取り壊されたままでした。

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    東日本大震災慰霊之塔
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    仙台市立荒浜小学校
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このページは上越教育大学/学校実習推進室が管理しています。(最終更新:2019年03月14日)

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