ホーム  >  大学紹介  >  キャンパスガイド  >  学校ボランティア支援室  >  第10回被災地ボランティア1泊2日バスツアー(8月8日出発)の様子を掲載しました。

大学紹介About us

第10回被災地ボランティア1泊2日バスツアー(8月8日出発)の様子を掲載しました。

2015年09月15日

<期日・行き先> 2015.8.8(土)~9(日) 宮城県石巻市
<参加者数>36人(学内32,一般4)
<内 容>石巻市立大川小学校(跡)、石巻市立雄勝小学校(跡)視察、現地関係者による学習会
 雄勝ローズファクトリーガーデンにおける除草、植栽作業
 石巻港、石巻市立門脇小学校(跡)、日和山公園視察

8月8日(土) 第1日目

 8:00 大学出発

 バス中、ABJ(学生による被災地ボランティアサークル)メンバーが事前レクチャーを行いました。

14:30 大川小学校(跡)

 本ツアーでは4回目となる大川小学校ですが、残されている校舎の様子にはいつも心が痛みます。
 今回のツアーは学部1年生の参加も多かったのですが、彼ら10代の若者から70代の参加者全員が言葉も出ない状況になりました。

  • 大川小学校跡
    大川小学校跡
  • 逃げるべきか逡巡した山
    説明する石野教授の背後(写真には入っていません)に,
    逃げるべきか逡巡した山があります。
  • 小学校脇の住宅地跡
    津波が押し寄せた方向と,その脅威を感じます。
  • 草刈りをする方
    小学校脇の住宅地跡にはひまわりが植えられていました。
    草刈りをする方が見られたのも今年初めてのことでした。
15:20 雄勝(おがつ)ローズファクトリーガーデン
  • 雄勝ローズファクトリーガーデン
  • 津波当日~3日間の様子の説明

 ガーデン内の研修室で、所有者の徳水様より、津波当日~3日間の様子の説明を受けました。地形による津波の速度や脅威について、VTRを使っての説明に息をのみました。
 その後、震災語り部ガイドの佐藤さんから、当日の雄勝小学校児童の避難の様子についての話を聞き、切羽詰まった状況や教訓に、切なさと共に教師の責任の重さを強く感じました。

  • 児童が避難した山道
    児童が避難した山道を佐藤さんと登り説明を受けた。
  • 避難した山中から望む小学校跡
    避難した山中から小学校跡(今は太陽
    光パネルが設置されている)を望む。
18:00 宿舎「T-T壱番館」(復興作業員のコンテナ型宿泊所)到着
19:50 防災講話 石巻高校元教諭の佐藤先生
  • 宿舎での夕食
  • 防災講話の様子
    昨年に引き続きメッセージ性の強いお話でした。

8月9日(日) 第2日目

 9:00 ガーデンの作業ボランティア

 除草と植栽作業(別の場所)に分かれて行いましたが、途中降雨のため中断しながらの作業でした。全身雨で濡れましたが、予想外に涼しい中での作業で能率が上がりました。

  • ガーデンのボランティアの様子
  • ガーデンでの記念写真
12:00 雄勝港で昼食
14:30 石巻港~石巻市立門脇小学校(跡)~日和山公園

 石巻港の復興ぶりはめざましく、瓦礫の山山・・・の様子に衝撃を受けた3年前とは大きな違いがありました。
立ち並ぶ水産工場と道路、煙を上げる巨大な日本製紙の工場と積まれた木材、工事中の防潮堤。
 海岸至近の門脇小学校では、校長の早い決断で子どもと住民が日和山に避難し、多くの命が助かりました。

  • きずな地蔵
    門脇小学校跡に作られた「きずな地蔵」に頭を垂れる参加者
  • 石巻海岸の防潮堤(工事中)
    石巻海岸の防潮堤(完成高度7.2m 工事中)
    完成すると、陸地からは海が見えなくなります。
日和山公園から石巻港を望む

日和山公園から石巻港を望む

 この階段を駆け上り、多くの命が助かりました。(門脇小学校の児童はこの階段ではなく、別のルートをたどったとのことです)
 津波の被害を受けた一帯は未だ更地部分が多く、爪痕が残る建物も残っています。

15:25 石巻出発 帰路へ
21:45 大学到着 全員元気に到着、解散

 参加者の皆さんには、経験したことや、感じたことを多くの人に伝えてほしいと願います。

このページの先頭へ戻る

このページは上越教育大学/学校実習推進室が管理しています。(最終更新:2019年03月14日)

このページの先頭へ戻る

サイトマップを開く